生産背景に心揺さぶられるデニム
こんにちは！
楽しみにしていたデニムがアメリカから到着しました。
その名も「PRISON BLUES」
ご存じの方も多かったかもしれませんが
MALIBUでは初めての入荷になります。
5Pのデニムパンツは今まで
ダブルワークスのデニムが当店では定番化しており
存在は知りつつも、見送っていたデニムは多数あります。
残念ながら廃盤が決まり、今後デニムを生産しない方向性に動いたダブルワークス
じゃあ、変わりに5ポケットデニムが必要だなと思い
同じような国産で拘っているデニムブランドも見てみたのですが
皆さんがご存じのような有名どころのデニムブランドを
今更、展開するのもなんだかなぁと思いましたので
拘るならアメリカ製にしようと思いましたので
それなら「PRISON BLUES」だなと
すぐに展開が決まりました。
アメリカ製の中でも異質な「監獄製」(笑)
どういう事かと言いますと
こちら刑務所内で作られているデニムなんです。
刑務所内にデニムを作る仕事を設けて
受刑者たちへの、技術と更生の機会を与える存在に
デニムの売上の20％は受刑者に還元され
残りの80%は国が吸い上げて
被害者への賠償金、家族の支援などに当てられているようです。
ボタンもオリジナルで作られておりますが
監獄を彷彿とさせるようなデザインで
洒落の効いたデザインでございます。
日本の監獄内でも様々な製品が作られて販売されていますが
ブランド化までして、海外に向けて卸をしている物など
他にないのでは無いでしょうか？面白いですよね！
岡山の刑務所でもデニム作れたりしないんですかね？
「獄中デニム」で売り出したら売れそうやけどなぁ(笑)
色んな妄想が掻き立てられるデニムですが
妄想だけでなく、価格以上のクオリティで出来ており
トップボタンだけでなく、
リベットもオリジナルのリベットが打たれております。
フロントはYKK社のジッパーフロント
バックポケットにもリベットが打ちぬかれており
バックポケットのステッチもダブルステッチでデザインされております。
なんだかこのステッチもそれっぽいデザインでそそられます！
そして意外にもシルエットが綺麗なんです。
幾ら面白くても作りやシルエットが伴わないと
穿きたいと思えないと思うのですが
太すぎず、細すぎずノーマルなシルエットで
更生して真っ直ぐ一本立ちしますという決意が現れている
ストレートシルエットです。(笑)
ブランド背景を知った上での後付けな解釈ばかりですが
こういった視点で見ていただくと
より商品が魅力的に映るかと思います。
ブラックもブルーもどちらも魅力的です。
僕でW30がジャストサイズです。
1つ懸念点も上げるとするならば
インポートブランドであるが故に、追加のスパンが非常に長いです。
在庫欠けしてしまうと、次回の追加が非常に読みづらいです。
週末に入荷していたのですが、常連様方の御眼鏡に適いまして
数本旅立っていってしまい、在庫欠けしてしまいました。
気になる方は、お早めにチェックお願いします！
それでは、本日はこのあたりで失礼します！
